公益社団法人 日本技術士会北海道本部
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地域産業研究会 地域活性化分科会 今後の活動に向けて(平成14年6月中間報告から)
 
           
 
今後の地域活性化分科会の在り方について
  戸舘 吉彦 (建設部門)
 
 
 昨年末に、これまでの分科会での経緯をふまえ「クリーン」をテーマにした取り組みについて一考しました(別紙)。一つの方向として町サイドでもよろしければご検討いただければと考えます。
 このこととは別に、もう一つ、今すぐにでもできる、寿都町と我々技術士会の交流を支える試みをご提案したいと思います。それは、あるポリシーに基づいた意見交換の場として、寿都町と我々技術士会がメーリングリスト(以下、ML)を共有することです。

<提案理由>
 一般に、行政と、第三者である技術士のような者、また場合によっては住民が、あまり立場にこだわらずに自由に交流し意見交換できる場は、おそらく重要だろうという想定に立てば、技術士会としては(個人としても)、これまで何度か行われた交流は何らかの形で継続したいという思いがあります(当然、寿都町がこれを受け入れていただけるなら、と言う前提での話ですが)。
 ただ、役場の方も、技術士会も、皆忙しい中で続けて行くにはおのずと限界がある(年に2、3回がいいところ)。
 そこで、直接会っていろんな意見交換する場を設けることのほかに、MLを共有して、自由に意見交換できる、その意見のやりとりを全員が共有できるようにするならば、一層交流が深まるきっかけになるし、町の方が各種の施策立案の際などに、気軽に相談しあう関係にもなるのではないか。
 MLならば、時間や距離の制約がないし、誰でも自分の可能な範囲、タイミング、ボリュームで、地域活性化について建設的な意見を述べあうことができる

<運用のあり方>
 仕組みと言っても、メールをやりとりできる環境があれば、今すぐ始められます。準備らしい準備は何一つ要りませんし、お金もかかりません(通信費と電気代のみ)。
 MLのメンバーをどうするかですが、当面、役場側はこれまで参加いただいた皆様、技術士会側は分科会のメンバーでこれまで参加している者で町長が了承した者、を中心にする(20名程度になる)。
 簡単な「規約」を作り、皆がそれを尊重したうえで自由に意見交換する。あらたにメンバーを加える際も、規約を尊守するMLは、他市町村のHPにある掲示板とは区別して考える必要があります。掲示板は、住民同士、または住民と職員あるいは町長が直接意見交換できるもので、参加の制限はなく誰でも書き込めます。一方、MLはこのような誰にでも開かれたものでなく、閉じたグループでの自由な意見交換の場です。

<留意事項等>
 当然、理事者含め町側でこの件がOKならば、と言う前提です。
 規約では、ML内では町長も職員も技術士も対等な立場で意見を述べ合う必要性を定めます(立場にこだわった話をするなら、やる意味がない)。
 MLへの参加は、片岡町長が承認すれば、主旨を理解してくれる方なら誰でも入れるようにはするが、いたずらに人数は増やさず、特定の住民の方に入ってもらうかどうかは運用していく中で決めることとします。
 以上のようなことを、考えてみました。よろしければ是非ご検討願います。