○全体の流れについて
「知ろう」、「調べよう」、「考えよう」という流れからすると、次のテーマは何らかの具体的な行動を伴ったものになると思う。すでに「(仮称)寿都ファンクラブ」というテーマが掲げられている。また、町民との懇談会という、新しい活動の端緒が切り開かれている。
○今後の活動方向について
前年までの流れを受けて、今後の活動のポイントを次のように設定することを提案したい。
平成14年度中にどこまでできるかは見通しをつかみにくいのだが、方向性あるいはそのステップとしては次のように考えてはどうかと思う。
・地元の活動組織立ち上げの支援
・インターネット活用による地域サイトの立ち上げ
・地域サイトを中心とした住民活用の活発化を支援
○将来の見通し
住民主体の活動が軌道に載った(乗りつつある)時点で分科会としての活動に目処がつくものと思う。
○個別テーマの条件・留意事項について
@ 地元の活動組織立ち上げの支援
・地元の組織が必要な理由
−地域活動について、ある程度の具体的な形を求めると、地元の人たちの主体的な動きは不可欠な要素。
−距離的、人的なパワーを考えると地元の人たちの活動がなければ、具体的な成果を上げることは困難。
・地域の情報は地域に密着して生活している人々のアンテナがなければ捉えることができない。
・情報のニーズがその地域そのものになければ情報を捉えることができない(情報を発信する動機)。
・情報を形にするためには利用者である地域の人々の感性が必要。
A インターネット活用による地域サイトの立ち上げ
・基本的にはコンテンツを掲載する場所を提供することに徹する。
・利用する町民の動機
−ビジネス 自分のビジネスの手段として利用したい。
−ボランティア 町の情報を町民で共有したい。外にも発信したい。
−公共 公共情報を町民に知らせるための手段として利用したい。
−趣味 自分の思うところをみんなに伝えたい。
・それぞれの動機を取り込んでサイトを継続するような仕組み作り。
−ビジネスモデルとしての捉え方。
−強い動機がモデルの駆動(回転)力になること。
−インフラに対する支援(最初のきっかけを後押しすること)。
・サイトを運営するための課題
−費用(サイトのレンタル費、技術支援の人件費)
−費用の負担(ごちゃまぜのニーズに耐えられる費用負担方法)
−技術支援(コンテンツ化の作業をどのように組み込むか)
−町民からみて情報提供の簡易な方法をどのように構築するか。
B 地域サイトを中心とした住民活用の活発化を支援
・前項の動機を効果的に組み込むことによって、自律的に発展していく。
・サイト活用のビジネスモデル(的なもの)の提案
・「動機」を具体的なもの(欲求)として抽出し、認識し、町民の主体的な活動に結びつけること。
・より直接的かつ具体的な提案を行うこと。
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