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地域産業研究会 地域活性化分科会 今後の活動に向けて(平成14年6月中間報告から) |
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「寿都を知ろう・調べよう・考えよう」のこれから |
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岩崎 元彦(農業部門) |
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地元の良きご理解を得て3年間に渡り、地元交流をしながら地域を考える良き機会を得ることが出来た。
この3年間で我々が果たし得たことは以下のようなことではなかったか?
@ 地元の方々と、役場をはじめとして、地元住民の方々と良き人脈ネットワークの形成が出来た。
A 地元を知る機会として、地元イベントへの参加を主として交流が継続出来ている。
B 地元での会議の場合、縦割りではなく、関係各課の横断的な話し合いのキッカケづくりが可能であった。更に、住民も含めた話し合いも実現し得た。
C 地元の方々は、厳しい現実の中で、様々な取り組みを考え実行しているが、それが全町的な活動≒活性化につながらない現実と、どう展開して(転がして)行けば良いか?という点に苦悩しており、これらが重要な課題となっている。
これらの地元との交流・話し合いを継続していくことが重要であるが、今後、活動を具体化していく場合、留意しなければならない点は以下の通りである。
@ 一過性の提言などの形にしてはならない。地域交流・人脈ネットワークなどは、今後とも、継続するのだから。
A 活性化の芽は、常に地元にあり、主体は住民であることを根本にして、我々は、地域のニーズに答える体制を継続しつつ交流を続ける中で、地域にある活性化の芽を育て上げる環境づくりの一助になれば良い。
B 地域活性化に、我々の提言などで解消する「特効薬」はない、常に、住民が行政と係わり、話し合いを続けることが可能な「漢方薬」を、飽きもせず繰り返していく中で、育んでいくものではないか?
役場・住民などとの話し合いを続けていく中で、具体化のきっかけを掴むという活動を継続していく必要があると思われる。役場・住民などの横断的話し合いの「場」に関して、情報提供や、話し合いの円滑化に資する資料提供などで、地域と供に、計画課題について「学習」を積み重ねることが出来ればよいのではないか?
これまでの補助金や、関連事業などを目標とした話し合いではなく、話し合いの中から、目標と、その達成手段などを考えて行く。役場各課・住民・事業者という主役をつなぐ役目が出来れば良いと思われる。
地元の各セクションが「串だんご」の主役である「だんご」であり、我々は「だんご」をつなぐ「串」の役目を果たせないものか?といっても、これらの話し合いは、我々の押し付けではなく、地元の自発的な「場」の形成から出発するのが最良の方法ではないかと思われる。
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