公益社団法人 日本技術士会北海道本部
       
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第119回技術交流研究会
 
  ■日  時  平成22年3月4日(木)15時00分〜17時00分
  ■場  所  札幌市厚別区厚別中央1条5丁目4番1号 Docon新札幌ビル3F会議室
  ■出席者数 8名
  ■講演概要
  ◆演 題
  「近年の自然災害について考える」
  (株)ドーコン 防災保全部
吉野 大仁(建設・水産・総監)
  ◆講演要旨
 
 今回は自然災害に関するビデオを見ながらのディスカッションとしました。
 まず最初に、『20世紀日本の地震災害(財団法人日本気象協会)』のビデオを視聴しました。
 このビデオには、1891年(明治24年)に発生した濃尾地震から1923年(大正12年)関東地震(関東大震災)、1943年(昭和18年)鳥取地震、1968年(昭和43年)十勝沖地震、1984年(昭和59年)長野西部地震、そして1995年(平成7年)兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)など20世紀に発生した17の地震についての記録映像が収録されていました。
 我が国ではこの100年間に17回、5.8年に1度の割合で大きな地震に見舞われてきたことになります。
 次のビデオは、『2004年 自然災害の記録(企画:国土交通省・河川局 製作:NHKエンタープライズ)』でした。
 2004年(平成16年)の自然災害は、7月12日の新潟・福島豪雨に始まりました。この日新潟市では1日に420mmの降水量を観測しました。
 次は台風です。この年には29個の台風が発生しており、そのうちのなんと10個が我が国に上陸しました。これは、例年の3倍以上の数です。なかでも台風18号は、北海道において最大瞬間風速51m/sとこれまでの記録を更新し、国道229号では大森大橋が落橋するという被害を受けました。
 そして台風シーズンが終わる頃の10月23日にはM6.8直下型の新潟県中越地震が発生し、新潟県川口町では震度7を記録しました。
 さらに年末の12月26日には、M9.3というスマトラ島沖地震と津波が発生したのです。
 これだけ多くの風水害、そして地震が発生したのが2004年(平成16年)だったのです。

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