公益社団法人 日本技術士会北海道本部

循環技術システム研究会


循環技術システム研究会は、

☆☆☆ 私達の住む北海道を持続可能な循環型社会とするために、
      関連技術の現状把握を通してその普及に向けた課題を整理し、
       社会システムのあり方について提言するとともに、
        私達一人ひとりの生活様式のあり方について考える。
 ☆☆☆

ことを目標に設定し、環境悪化・景気低迷・リスク増大の混迷の時代にあって、一条の光を見出す
べく活動いたしております。

 研究会会員は電気・電子3名、金属1名、建設14名、水道6名、衛生工学8名、農業5名、林
業2名、環境1名とバラエティーに富む総勢40名の集団となっております。定例会は毎月1回の
ペースで実施しており、新技術の知識吸収やエネルギー関連施設の再認識を目的とした見学会など
も適宜開催しております。

 当研究会は多彩な専門家を擁する絶対的強みがあり、持ち回り会員が講師を担当するレクチャー
を実施し、会員それぞれが他分野の技術蓄積を行い専門分野の醸成を行っています。

 バイオマス関連や電力関連、さらには自然エネルギー利用関連などのレクチャーを実施し、幅広
く知識を深めるとともに、各方面が抱える問題点も徐々に理解しつつあります。


提言書 循環型北海道を目指して 
〜有機質廃棄物資源の社会循環システムの構築にむけて〜
 

 現在は知識醸成の期間を終了し、視点を変えて諸問題を捉える試みを行っています。

 会員全体を都市型・地方型・個人型の3グループに分け、それぞれの立場・環境を踏まえて諸問
題の検討・解析をはじめています。「都市型・地方型・個人型」は「大規模・中規模・小規模」や
「大多数・少人数・個人」などに読み替えることもでき、それぞれの視点からの評価が必ずしも共
通の認識ばかりではなく、相反する認識も多く生まれると想像しています。それらの比較から循環
システム成立への問題点が浮き彫りになるばかりでなく、不可避である法規制問題やコスト問題の
解決の際、方向を偏らせない道標が生まれることも期待しています。

 近況では、都市型グループはエネルギー関連技術の俯瞰とゴミ処理問題に焦点を当て、地方型
グループは具体的な地方都市を定めて、畜産廃棄物や水産廃棄物処理に関する問題点を究明し、
個人型グループは個人レベルでの省エネルギーおよび省資源を見据えて「意識改革」の重要性を
指摘しています。

 一定の期間グループ活動による諸問題の抽出を行った後、再び一同に会し、総合的な循環技術シ
ステム成立への提言へ向けてステップアップしてゆく予定です。

下記のステップを踏まえて進んで行きたいと考えております。


(1)私たちが考える循環型社会のイメージの開陳
(2)循環型社会創出のための課題の抽出
(3)課題解決に向けた提言の作成


大きな技術力で社会に貢献したいと考えております。

リージョナルステート研究会 循環技術システム研究会 にご期待ください。



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